寒九の雨
小寒の事を「寒の入」とも言います。
この小寒から立春になって寒が明けるまでの事を「寒」と言います。
この小寒のおもてなしの一皿を「寒九の雨」と名付けました。
これは寒の入りから数えて九日目に雨が降ると豊作の兆しとして喜ばれた事からこう名付けられました。今年は一月十三日でした。雨は降りませんでしたがそう意識するだけでもとても楽しかったです。
これに習い、それぞれに適正に火入れした野菜の上から雨のごとく玉ねぎ、椚座牛すじ肉、淡路島若鳥のガラから取ったブロードを今年の方策を願い注ぎ入れてみました。
寒いこの季節に体の芯から温まって頂く一皿になれば幸いです。
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